東北旅行④秋田編
1月18日
弘前から大館を経て、特急の「つがる」にて本日の目的地「秋田」へ向かいます
時間重視ということで、特急利用
あたたかい車内ですが、胃袋を休める&夜に備え、お酒はやめよう
車窓を眺めて、音楽を聴きながらのんびりと
車とは違い、電車だと移動過程がくつろげるのは良いところ
時間の自由は多少失われますが、それもまた楽し
八郎潟あたりの景色は一面こんな感じ
以前車で走ったときは気持ちよかったなあ
さて 秋田に到着です
本当に久しい雪の季節の秋田
本日は天気に恵まれ雪に降られる事無くでしたが、ここに来てチラホラと
しかしこの鈍色の空こそが冬の北国の証
ややノスタルジーに浸りながら、少し回り道をしながら宿を目指します
夜まではやや時間がありましたので、散策と休憩で時間つぶし
胃袋も体もちょっと疲れ気味になってきましたので、早めに宿に入ったら少しうとうとさせてもらいました(トシですかね)
今思うともったいなかったかな~もっとうろうろすれば良かったな~
さて、気を取り直して出撃
陽も落ちてきたあたりでこちら
秋田で飲み屋街というと、竿灯祭りで有名な山王大通りの入り口から横に伸びる、川反通りがありますが、今回は駅付近、市民市場があるあたりを攻めてみます
以前何回かは郷土料理的なものを頂きましたので、今回はもっとこう、いわゆる大衆的な物を~まあそろそろお財布的にもね(笑)
もつ焼「からす森」来訪です
店の真ん中に長く伸びた2本のカウンターの間に、燗つけ器やおでんの鍋などが並び、両翼にテーブル席が。テーブルはほぼ埋まっていましたが、カウンターには空きがありましたので、早速すべりこませて頂きました
となりのおじさんも、向かいのお兄さんも旨そうに呑んでるなあ
とりあえず、ビールと煮込みを豆腐入りで注文
今日も一日お疲れ様でした(働いてないけど)
まあ、こんなセリフが似合うお店ですよね。若い店員達にてきぱきと指示を出しながら、自らも忙しそうにカウンターの中を動き回る、元気のよいおやっさんの仕事っぷりを眺めながら、まずは一献
通りに面した焼き台からは、各所めがけてひっきりなしに、焼きあがった串たちが運ばれていきます。向かいの兄さんも、燗つけ器で温められた「銀鱗」の酒をコップなみなみに注いでもらい、旨そうにちびちびはぐりとすすりほおばっております
普段仕事は車での通勤で、遅い帰宅時間的にも宅呑みがメインの自分なので
こういった店のこういった雰囲気には強くあこがれを感じます
ふつうのサラリーマンみたいな生活がしてえなあ、なんて
ハイボールもうまいね~
でもこういったグビッと系のお酒は、ペースが早くなってしまうのが難点だな
周りの出入りも多くなってきたところで、自分も長っ尻は避けて席を立つことにします
旅先で味わうには少しもったいない呑み屋かもしれませんが、秋田の日常に触れるという点では良いお店かもですね
夜もまだ早く、少し酔いを醒ましながらふらふらと
本屋などに立ち寄り、少し情報を仕入れながら酔いを醒まします
旅先の本屋では、ローカルなタウン情報誌などを見れるのが良い
北東北の居酒屋紹介のムックなんて良いものがあったので購入
一度、宿に戻り、お茶を飲みながらぱらぱらと、目星を着けて再出撃です
って、降っとりますな
しかも、少しべたついた、いわゆる濡れる雪だわ
さっさと目的地に向かうとしましょう
居酒屋 「なべ勝」さん 来訪です
マフラーと帽子に着いた雪を掃い、空いたカウンターに陣取ります
店内を眺めますと、細長いカウンター、それ越しに厨房といった良い距離感
奥にも部屋があるようで、宴会客と思しき喧噪が漏れてきます
とりあえずお酒を注文
2軒目ということで、落ち着いて呑もうと、最初から日本酒
「一白水成」をオーダーします
お通しとともに到着
あれれ 菜の花のからしマヨですか
実はワタクシ、カラシが苦手でして、しかし手を付けないのも失礼だ
どんなもんか、ペロッと味見をしましたところ
!!これからしじゃなく!!カレーマヨだ!!
軽い驚きと、しかも、菜の花に合う!うまい!
初っ端から期待させてくれますね!
軽く銀杏などつまみながら
この店で気になっていたメニューをチョイス
このお店の特徴で、小なべ仕立てのお手頃メニューがありまして
どれも魅力的なネームが並びますが
その中から「岩のりとじ鍋」を
ちびちびやるにはちょうど良いサイズとお値段
しかも、寒い冬の夜にありがたい、小なべ仕立て
うむむ、これも相当うまいぞ
前の厨房では、奥の宴会客からのオーダーが入ってくるのか、次々にお料理をこしらえております
焼いているのは舞茸かな?バターと醤油の香ばしい香りが漂ってきたので
自分も便乗して注文します
料理の感動も一段落し、周りに気を向ける余裕が出てまいりました
隣のカウンターのおじさんは、若い店員さんと焼酎の話で盛り上がっております
時間的に〆なのか「ごはん、まだある?」「まだまだありますよ~」「じゃあ、あれ出来るね~」
??何を注文したかと思えば、
でかっ!握りこぶし二つはあろうかという、まるく固められた「焼きおにぎり」
メニューを見ますと、「ジャンボ焼きおにぎり」とありますコレですね
ざくざく崩しながら食べるおじさんを脇目に
舞茸と、自家製の梅酒を楽しみます
この舞茸も旨い。作り方を眺めていましたら、一度炒めてからホイルに封印しているみたいで、香ばしく焼きあがっており、しかもアツアツです
店員さんとしばし談笑しながらそろそろ〆の時間帯
脇の焼きおにぎりは試してみたくもありますが、あれはさすがにお腹にたまりそうで断念するとします
メニュー表の焼きおにぎりの隣にありました「特製雑炊」をオーダーしました
これがまた、正解!
ふわりと仕上げられた雑炊は、梅肉入りに、ゆかりがパラリとかけられていて
実にさっぱりと頂ける仕様になっておりました
ううむ、これも〆にして驚かせてくれるなあ。素直にうまい
料理の数々が想像の上を行っていて、非常に楽しませていただきました
これはちょっと、他のメニューたちも試してみたいですね!
再訪決定かも!!
ごちそうさまでした~
つづく