ラッキー危機一髪~京都ふらり旅行②
3月16日(金)その弐
さて、宿に落ち着き、冷えた肺を温めるべく、お茶をすすっておりました
何となしに、今から向かう居酒屋の情報を調べてみた
何回か行ってるお気に入りの所なので、調べるべくもないんですが、、、
ちょ、やべ!
開店時間勘違いしてたわ!!!
この居酒屋さん、結構人気があるんですが、1階のカウンター席は予約を取らず、開店前に並べば、確実に入れるという所でありまして
しかも、そんなに前から並ぶのは粋ではないとばかりに、皆さん大体開店10分前あたりから並び始めるので、15分前から並び始めれば余裕~なんですが、、、
逆に、それを逃すと、あっという間に席が埋まってしまうという!
やべえええええ!
あと20分しかないじゃああん!!
ダッシュ!
ダッシュです!
京都四条の大通りを、人並み縫ってダッシュ!!!!
これが目当てで来ているのに、入れませんでしたでは済まされない!!
ええい、おまえら!どけ!どきやがれ!のんびりと歩いてるんじゃあなあああい!
心中察してください。他の観光客の皆様、地元民の皆様、申し訳ございませんでした
しかしながら、なんとか7分前に到着、店正面から角に折り返した所位で、なんとか列に接続~、小雨なのも幸いだったか、入店するととりあえず調理場が見えるカウンター席をダッシュもとい奪取できました~
さて、あらためまして
居酒屋「遊亀」祇園店
祇園は八坂神社からのメインストリートからちょっと入ったあたりにあります
近年、何回か京都にはお邪魔していますが、空いていれば必ず立ち寄るこのお店
前述のとおり、予約なしでも入れるというのは大きなポイントですが、なんといっても、このお店の総合力の高さには目を見張るものがあります
祇園の街中という立地にあって、料理善しコスパ善し雰囲気善しお酒善し
気取らず、居酒屋然としていながら、料理はかなり本格的という嬉しいお店なんです!!
カウンターの前には、お万歳風に本日おすすめの食材が並んでおります
奥の調理場では、職人さんたちが様々な料理をこしらえる様が間近で見られます
そして、日本酒!ここは滋賀の酒造さん直営の居酒屋さんなので、銘柄は「長寿 金亀」のみですが、精米歩留りごとにラベルの色がありそれをリーズナブルに味わえるのが非常にうれしい
注文が始まると、あちらこちらから、「白」「茶」「黒」と聞こえ渡ります
先ずは私めも一杯注文
アイドリングは「緑」で行きましょう
はあはあ、、、
ようやく息も整ってきましたが、お酒を旨く飲むための事前運動と思えば良いのだ
カウンターから身をのり出し、トクトクトクっと
受け皿に溢れさすのはよくある事として、おいおい、皿からもこぼれているジャンよ~モッタイナイナア~
ちびり
いやああ、美味しい!緑の精米歩留りは60。ちょうど良い感じのフレッシュさ、爽やかさと、旨味のバランス。いいですねえ
さささ、料理も頼まないと乗り遅れるぞ!
本日の出演者
この他に壁を埋め尽くす短冊や、定番のメニューの冊子があります
先ずはさっと出てくるものとしてお造りかな。お造りの三点はネタを選べるのですが、おまかせで行きましょう。そして、手間のかかる「アレ」を早速早めに注文
そして、最近のジンクス。チェイサーにウーロン茶を飲むと二日酔いしない伝説として注文。走って喉も乾きましたしね
おお、豪華!雲丹、本マグロ中トロ、天然の真鯛
ちびちびやっておりますと
本日というか、今回の旅行のメインが登場!
この「出汁巻」が食べたくて食べたくて仕方なかったんじゃあああああ!!
初めて頂いたときに、その味の深さに感動した一品。出汁巻ってこんなに旨かったのかと目から鱗が落ちて以来、方々の居酒屋でも「出汁巻」があるとほぼ必ず頼んでいる次第ですが、ココのはホントに美味しいんだよ!
よく京都っていうと「お出汁」「お出汁」っていうけど、それホント。この卵に封印された出汁の旨味がタマラナイのよ!
いやああ、今回も美味しい!これで今回の旅の7割は達成したも同然!
さあ、どんどん行きましょう
お次は「しぼりたて」頂きます
旬の食材から「筍」。塩かタレを選べるので、タレで頂きます
この歯ごたえは良いアクセントだ
そして、もう一本行きましょう!
今度はノーマルのではなく
明太子丸ごと封入の「明太出汁巻」!!
これもウマーい!!
よし、次は「にごり」行ってみよう
そして、またもや盛大に溢れさす~モッタイナイ(笑)
そして目の前に鎮座していたホワイトアスパラ
煮る焼く炒めるとなんでも出来るとおっしゃるので
炒めで頂きました
見た目も春らしく、和が続いたところで洋のアクセント
数席先では「焼き」を注文していたな
次がラストの一杯にするかな
と、数席先のカウンターで気になる注文が目に入りました
グラスに注がれる琥珀色の液体。一升瓶から注がれているので、梅酒とか洋酒ではないみたいだが、、、?
古酒の類かな?
気になって同じものを注文
以前、「古酒」と言うのを飲んだ時、独特の旨味の深さがかなり美味しかった記憶があり、そんな感じを想像していましたが(色的に)
うわ
これ、お酢だわ(笑)
と思える位酸味の強いお酒
「赤」の100。つまりは
精米歩留り0%(笑)
磨いてないから値段も安い~(笑)
と、美味しいお酒に美味しい料理
時間がたつのはあっという間
さっと呑んでさっと出ていくのが「粋」なんでしょうが
久々の来訪で舞い上がってしまいました
混み合いにつき、制限時間がやって参りましたので退散することにいたしましょう
さささ、今日は次もあることですし、先ずは歩いて酔い醒ましかなああ~
今回の一言 「出汁巻」
これに尽きますね、、、