長距離御昼御飯~山形市 ケンチャンラーメン~
9月6日(木)
仕事の内容が変わって3か月が経過した
なんというか
日々そこまで忙しくは無いんだが、だらだらと忙しいようでもあり、そうでないとも言える、非常にあいまいな日々が続いている
要は忙しさの種類がちがう訳だが、なんとなく「いやな」忙しさである
この日も、内容は覚えていないが「いやな」夢で目が覚めた
そしてこれは覚えているのだが、仕事であると思い込んで、いつもの5時の目覚ましで起き始め、身支度を始めた
そして、ふと
ああ、今日は休みだったわ
カーテンの引かれた薄暗い部屋の中に佇んでいると、何ともやるせない気持ちになってきたので、せっかくだから何処か出かけてやろうかと思った
最近仕入れた昔のCD(ややこしい)も数枚あったので、ちょっとロングドライブをしてみたい気分である
頭の中で整理してみる
栃木日光方面~なんか帰りがかったるそうだからやだ
福島方面~なんか近い気がしてやだ
最近通勤距離も長くて、毎日高速で通勤
もっと、こう、さらに遠くへ行きたい気分で
山形に、御昼御飯を食べにだけ行く
に決定
山形だって帰りはかったるいと思うのだが、要は慣れてしまった道かそうでないかと、何かしらのイベント感が欲しい訳で
6時半、車に飛び乗り出発。カーナビで調べてみたら4時間半位なんで、昼時にはよゆーで間に合う
途中朝ごはんは高速のSAで軽めにオヤツで済ませるのはいつものこと
ふだんは安達太良SAで、福島銘菓「ままどうる」で済ませるのだが
今回はかんのやのゆべしにした
食事をするとお昼に差し支える為、オヤツで十分である
ちょこちょこ休憩をはさみ
山形市に降りたのは11時過ぎ位。インターから少々走り
目的地到着!!
山形「ケンチャンラーメン」である!
運良く一台空いた駐車場にイン出来た。昼時前でもほぼ満車だったが、タイミングが良かったようだ
さて、この「ケンチャンラーメン」
本店は山形の酒田市にあり、県内と一部県外に数店舗の支店を持つ、山形のソウルフード的ラーメンである。昨年は東京の催事に出店したことも有り、ラーメンを食べる人の中では結構名の通った名店である
実はすでに何回かお邪魔しており、最初に食した時にそのウマさというかツボにはまった美味しさに、先代のスマホの待ち受け画像を長らく勤めていた位のお気に入りだ
暖簾をくぐり早速入店!店内は大きい相席のテーブルがひとつ(といっても本当に大きいので、カウンター感覚である)に、小上がりが数卓
収容人数も多いが、すこぶる回転率も良い為バランスよくさばけている感じだ
入って左の券売機にて注文。ここで、味の好みも入力するシステムになっている
今回はメンマを増してみた。味は「こいくち」を選択
そして、一番下の「身入り」は後で解説するとしよう
量は「ふつう」を選択
この下に「小盛り」があり、上には「大盛り」もあるが、これが初見を惑わす「罠」で、実は「ふつう」でも十分な量があり通常店の大盛相当だったりするので注意が必要だ
普通、食券は購入したらお店の人に渡すのだが、ここではすでに情報が厨房に飛んでいるようで、右上の番号で呼ばれることになるので、手元に残しておくシステムだ
この番号は来店客数も示しておるので、自分は63人目のお客ということになる
キリ番でいろいろ特典もあるようで、特に入店一番目のお客様はトッピング全マシがサービスという豪華さだ
少々待って着丼である
マシたので細切りのメンマがどっさり。チャーシューはギュッと締まった肉々しいタイプ。そして左にある白い物体が「身入り」で脂身をしっかり脂抜きしたもので、クニクニとした食感だけが残る独特のトッピングである
具だくさんで覆われた丼の下には、あらぶる魂が隠されている!
引っ張り出した麺。これがケンチャンの代名詞的ワシワシ麺である
ちょっと前の写真を思い出して頂きたい
この暖簾の、みみずののったくったような横一本線のデザイン
これはこのケンチャンの「麺」を表したものだったのである!
この麺と、丼を覆う油、そしてキリッとした醤油に潜む魚系の出汁は主張しないタイプ。なんといってもこのバランスである。麺が勝ち過ぎに思うのだが、違う。ベストバランスである。そしてこのバランスがケンチャンをケンチャン足らしめている所以であると言えよう。
(思えば以前頂いた別のお店のインスパイア系は煮干しの出汁が勝ち過ぎていた感があた。それが違和感だったのだろう)
麺だけならば他でもお目にかかれるかも知れんが、この三者が絡まってケンチャンになり、そこに山形まで足を運ばせる魅力ある一杯となっているのである!
しかしながら、この麺はやはりケンチャンの魂である(だんだん自分でも何を言っているか分からなくなってきた)
わしわしと口に運び咀嚼する。合間、ギュギュっとした肉、コリシャキのメンマ、クニクニの「身」
ケンチャンである!
大事なのでアンダーラインも入れてみた
交通費も考えると、この上なく贅沢な御昼御飯となってしまったが、山形に来たなら必ず食べたくなる味である「ケンチャン」
麺量はふつうでも十分なくらいに多いが、気が付けば見る間に減っていく
最後に一味をかけて味変するのがケンチャン流で
あっという間に完食完飲!!
いつもならば、これで満足。しかしながら、今回は腹にも余裕があり、せっかく来たのだからと、そして、旨い具合に客もさばけていて待ちの無いご様子
「スミマセン、もう一杯よろしいでしょうか?」
以前フォロワーさんのおすすめしていた「つけそば」を頼んでしまったのは必然だったのか?券売機のチケットの時間を入店から20分少々。そして右上の番号を見ると20進んでいる、、、と言うことは、この間に20杯も出たというのか、、、
この回転率からも人気の一端が伺えるというもの
まあしかし、2杯目であることだし、さすがに小盛りにしたんですが、、、
「ありがとうございます~、ちょっといろいろサービスしますね~。麺もちょっと多めにしときましたけど、多かったら残してね~」
なんて、ありがたい計らいが!!
って、ちょっと!盛り過ぎいいい!(笑)
メンマ山盛り、味玉なんて1.5玉、そしてその下に隠れるは、
荒ぶる魂!
流石に喰切れるかと心配になりましたが、、、わしわしと食べていくと、順調に減っていきますわな(笑)
醤油のつけ汁は更にキレのあるタイプで、表層の油と一緒に麺に絡み、その麺は〆てあるので、さらにワシワシ感が増している!!
なるほど、たまにはこの選択肢もアリかもしれん
まあしかし、腹一杯ですよ?
もう、なんていうか、満足!
コンビニで黒烏龍茶を買って、帰路につきました。ちょっと道を変更し、上三川あたりまで南下し、越えようと思った峠は通行止めで、代わりに越えた峠道は見通し悪く、まあ爽快とまではいきませんでしたが~のんびりドライブも楽しめました
まあ、そうですね。1日で行けちゃうもんですね~
又
来ようっと!
今回の一言 「案外簡単に食べに来れるな、ケンチャン」
2018年 162・163杯目