いわゆるノスタ系?柏「大勝」と水戸「中華そばすずき」
4月14日(金)
先月末から続いた、花粉症による体調不良もようやく回復の兆しを見せ
しかしながら、お仕事の方がやや押し気味になり
なかなか自由な一日というものが作れません
やりたいことはたくさんあって
①ラーメンを食べ歩きたい(柏・首都圏)
②柏駅前あたりで飲んだくれたい
③桜の花でも見ながら散歩とかして近所でだらだらしたい
とかとか
この日も前日からの仕事を少し引きずり
夜は前の職場の送別会があるので、茨城に戻る予定、とハード
しかも、夜は茨城に泊まりで、翌日は柏に出勤という強行軍
でもでも、午前様からなんとか早起きのミッションを済ませ
仕事は午前中になんとか片づけたので、茨城への出発前に少々時間を作ることが出来た
丁度よい機会なので、柏の職場近くで気になっていたお店に訪問してみよう
実は前にも何回か夜に訪れたが、すでに閉店だったと空振りが続いたお店だ
柏の「大勝」さん来訪である
ちょいと下調べしたところによると、いわゆる永福町系大勝軒のお店であるという
なるほど、「だいかつ」と読めばぴんとこないが、「たいしょう」と読めば納得がいく
とはいえ、うんちくを語れるほど詳しくはないのだが
店内には煮干しの香りが漂っている
カウンター席はほぼ満席で、最後の席に滑り込む
お客の構成は、サラリーマンや近所の方と思しきおじいさんなど様々だ
メニューはじつにシンプルである
今回はラーメンの中を頼むことにする。まずは基本だ
それだけではちとさびしいので、メンマをトッピングしよう
奥の厨房の様子が少し見える席だ。平ざるでのちゃちゃっとした麺上げが小気味よい
この、平ざるで麺上げするお店って、好きだなあ(笑)
待つことしばし、到着であります
ビジュアルもいたってシンプル
こういう、シンプルな「ノスタルジック」なラーメン、大好きです
さて、いつもどおりにスープをひと口って
あっつ!
めちゃくちゃ熱いですぞ。後で調べてわかりましたが、この系統の特徴のひとつで
表面を覆っているラードが熱を完全に封じ込めていて、ものすごく熱いんですよな
豚清湯ベースの煮干しの風味も、やや熱さに負け気味ですが、良いバランスで香る
良い煮干しスープです
中細の麺は若干柔めですが、この手のラーメンはこのくらいがちょうど良い
とはいえ、スープの熱さは相当で、すすりあげるのには細心の注意が必要
(中)にすると、麺量は多めで食べごたえあります。増したメンマが良い箸休めとアクセントになってます
そして、途中にコショウで味を引き締めると、一層スープの輪郭がはっきりした感じがして良かった
熱くて多めのスープも気づけば完飲~
少し尖った感じはありますが、それも含めて、良いノスタでありました
職場の近所だし、次も楽しみだ
さてさて、週も明けまして4月17日(月)
この日も用事があって水戸へ
ホントは昨日の夜のうちに戻るはずだったんですが、職場の急な歓迎会で呑んだくれて
結局朝になってからの移動
いやしかし、この日は天気良く陽気も素晴らしく
やや葉桜気味とはいえ散る桜の風情を感じながらのドライブは気分良かった
水戸に戻ってきてからも、そんな陽気に誘われて、用事も近場でしたので、徒歩にて出かけてみました
歩道に散った桜の花びらも綺麗綺麗
強めの風ですが寒くはなく、むしろ気持ち良い
歩きで出だして良かった
なんかようやく春らしさを体感出来た感じだ
野暮用済ませ、せっかくですので、歩きでの方が都合が良いラーメン屋に寄ることにしよう。件のお店は、駐車場が無いことは無いんですが、店から離れるし、わかりづらいんで、歩きで訪れるのが吉なのよ
こんな感じのお店ですう~
「中華そば すずき」
水戸でノスタ系のラーメンといえば、真っ先に名前が挙がるのがコチラだ
私も子供のころから良くお世話になっている、昔から行列の出来る、人気のラーメン屋さんだ
本日も盛況。少し並んでから、空いた席に滑り込む
狭い店内は、小さいテーブル席に相席は当たり前。席に着く前に、奥の厨房に顔を出し、注文を告げる
いやあ、店内も変わらんねえ
そして、お値段も変わらない~
子供のころから一緒です。ラーメン大盛300円~
ちなみにふつう盛りは250円。他にチャーシューメンのふつう盛りと大盛があるが、これはお昼を待たずに売り切れてしまう人気商品なので
知っている人はお昼過ぎなら最初から普通にラーメンを頼みますね
代金をテーブルに置いてしばし待ちます。店内にはあまり会話も無く、ただラーメンを食べるための空間が広がっている
そして、例外なく、みんなおいしそうに食べている
おじいちゃんも子供も労働者もサラリーマンも、みんな一緒だ
そして、来ました!!!
ビジュアルも完璧!使い込まれたどんぶりには、レンゲなんかつきません
スープは丼を持ってすするのさ
見た目ほど味は濃くないスープ。薬味は刻んだ玉ねぎ少々
柔めの麺には若干スープが染みこみデロさ加減に拍車がかかって行く
先の「大勝」さんもそうだが、ノスタ系にはやや柔めの麺が合うなあ
そして、途中でコショウを投入して味を引き締めるのも鉄板ルーチン
あっという間に完食
長っ尻はしません。どんぶりを厨房まで返して「ごちそうさまー」と声をかけ、暖簾をくぐり外に出て、並びの方々に一礼してさっと立ち去る
久しぶりに食べると、やはり良いなあ
進化の激しい新しいラーメンたちも良いですが、こういったラーメンたちは安心感がある。進化しないのも良さのひとつなんです
ふう、満足
今回の一言 「古き良きラーメンたち」
2017年 59・60杯目