トオクニイキタイ

酒とラーメンへの逃避行です。たまに本当の旅にも出ます。気が向いたときに更新します。

魂の安息の地へ~久々の旅行・北へ~

2021年秋

 

はい、「トオクニイキタイ」が戻ってまいりました

 

長らく「トオクニイケナイ」だったわけですが、偉い人たちもようやくGOサインを出してくれる世の中になりました。この機会を逃す手は無い

 

あれもしたい これもしたい もっとしたい もっともっとしたい

 

まさにこの歌詞の体現のように、俺には夢がある

今回はその夢をかなえに行く

 

所々は綿密に計画を練りつつ、途中からは風任せのプランはいつもの事

先ずは目的を「夢」の一点に絞る

 

なんとか仕事に折り合いをつけ、3連休を奪取することに成功した10月の月末

 

しかしながら前日は残務と仕事の前振りに追われ、帰宅したのは22時

仮眠をとってから夜中に出発、、、の予定であったが、寝過ごしては元も子も無いので、シャワーを浴びて即出発することにした

 

計画の適宜修正。google先生にお伺いをたて、タイムテーブルに修正を加えていく

 

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それがラーメンと何の関係があるのかって?

 

あるんですね~これが

先ず第一に、晩飯を食ってない

第二に、これが大事。高速道路は深夜割引というものがあって、0時から4時までの時間にインとアウトが引っかかれば3割引きになるのだ。

 

23時に柏インターをインしたので、どこかで一旦アウトしないと目的地に着いたときに割引の恩恵を受けられないのであるよ

 

土砂降りの中、常盤道から磐越道を経由し、東北道に入ってすぐ。というわけで、2時頃に一旦郡山でアウトし

 

「麺屋くさび」 深夜もやっているありがたいラーメン屋さんで腹ごしらえだ。インターから近いのも好立地だ。旅のはじめのラーメンに軽くパンツァーカイルをかましていく、、、

 

背脂たっぷりのギルティなメニューの中から、限定「ほたて塩ラーメン」を頂く。深夜のラーメンは軽くがいい。ウマい。

 

 

 

あとは睡魔と闘いながらひたすら北上するのであるが、夜の高速道路は景色も見えないのでツマラナイから眠気も助長される。しかし、今回ははやる気持ちと雨とトラックの水しぶきが良い緊張感になり多少の仮眠をとるだけでほぼ予定通りに進めた

 

そして、あえて目的地より少し手前のインターで降りる

 

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あたりを付けていた道の駅「湯の駅 おおゆ」 秋田県鹿角市

 

この道の駅は初めてだったが、ネタも充実しており仕入れもはかどった

そして、いつもとは違うルートで目的地へとアプローチする。

 

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紅葉の中、何度も行った目的地へ初めてのルートで向かう。郷愁とワクワクが入交り複雑な気分だ。目的地前の最後のT字路。いつもは下からアクセス、今回は右からアクセス。見慣れたが見飽きることのない景色の序章に繋がった

 

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そして、いつもの駐車場に車を停め、いつもの景色を臨む

 

十和田湖 発荷峠

 

学生時代に車を手に入れ、友人と訪れて以来、魅せられた景色

 

魂の安息の地に帰ってきた!! ここはバイストンウェルだ!

 

うおおおおおおお、私は帰ってきた!!

久し振りの十和田湖である!!

 

昔々、初めての十和田湖は天気予報曰く台風並みの爆弾低気圧の只中で、嵐の中訪れたのだった。秋田から田沢湖、八幡平を経由し大館から樹海ラインを登り、そしてこの峠から初めて十和田湖を眺めた。そして魅せられた十和田湖。あれから何回も訪れるたびに、必ずこの峠から臨み、帰ってきた、と思う。まさしく、魂の安息の地なのである

 

そして今回はさらに「夢」の上書をする

 

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峠を下り湖畔へアクセスする。ガソリンを補給し目的地へ

 

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十和田湖畔 宇樽部キャンプ場」

 

そう、今回は十和田湖畔でキャンプをする!!!

 

 

学生時代から何度も訪れている十和田湖だが、宿泊は専ら車中泊であった。コンビニで弁当を買い、街灯とトイレのあるパーキングで食事を済ませたら、公衆温泉に入り、奥入瀬渓流沿いの待避所で眠る。何度も繰り返しているが、今回はキャンプである

 

大きな違いは、、、

 

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お酒が飲めます!!!

 

おっと、先走ってしまった。話を少し戻そう

 

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鬱蒼とした森の道を抜け、湖畔への道へアクセスするとすぐに管理棟がある。時間はお昼ちょい前。受付を済ませて進む

 

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全体はこんな感じ。奥のサウナエリアに続く湖畔のサイトへ向かう事にする

 

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昼前の早い時間だが、湖畔は人気ですでに埋まっている場所が多い。しかしちょっと狭いながらも1か所、素晴らしい場所を発見してしまう。

 

いいんですか? いいんですよね? 張っちゃいますよ?

 

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雨の中設営。タープは広さの関係でかなり絞って立てる。その中にいつもの一人用のテントをインしてこじんまりと仕上げた!

 

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秘密基地完成!! 即ビア!!

道の駅で仕入れた田沢湖ビールハロウィンボトルを開封していく!!

 

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はい、もう一度の写真ですが

 

乾杯!

 

夢の扉は今開かれた!紅葉真っ盛りの中の湖畔キャンプが今開幕!

気象情報を確認。天気は雨。しかし風は穏やかで寒さも程よい感じだ。雨も夜には止む予報なので、様々な天気を楽しめる贅沢な流れと言えよう

 

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本日はダブルヘッダーで臨む

 

先ずは昼の先発メンバーをご紹介しましょう。先日居酒屋で食べて美味しかった「カマンベールステーキ」を再現してみる。そして2番手には道の駅で仕入れた「いぶりがっこ」が続きます。この1番と2番のコンビネーションには定評があります。ミニトマトにもサポートしてもらいましょう

 

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外はこんがり、中はとろとろ、の予定だったんですが、ダビダビに溶けてきました。しかしながら、いぶりがっこをフォンデュしたら破壊力が増した

 

クリーンナップに繋ぐ良い仕事が手来た

 

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おっと牽制球が飛んで来た。華麗に捌いていく。雨は小雨になって来た

 

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3番4番、「湯豆腐」から「ロールキャベツ」へと繋いで行く。出汁は万能調味料のヒガシマルのうどんスープ。汁ものは良いね。体が温まる。ロールキャベツは冷凍食品のちょっとお高いやつを買ってきたが、これは良いな。汁ものとの相性が抜群だ。

 

ウマい!グランドスラムだな

 

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夕方になって雨も上がった。日が落ちる前に第2試合の準備をしておこう

 

ようやく焚火が始められる。前回の残りの薪を乾燥させ、管理練で新たな薪も仕入れた。そして予約しておいたメインデッシュも受け取り、少しお片付けと散歩をしたら、さあ、夜の部を始めよう

 

今までの十和田湖奥入瀬は専ら車中泊であった。装備も無く、車もシートを倒して寝るだけ。食事も麓のコンビニで仕入れた弁当を食べるだけ。ノンアルを飲むなんて発想も無かったな。

 

十和田湖の夜。酒と共に料理を楽しむ「夢」の実現

 

ドリームゲームの始まりだ!!

 

幸い風も無く、気温もそれ程低くもなく、宴を楽しむには丁度よい

 

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火もイイ感じに育ってきたので、ホイル焼きを突っ込んでいく。バーナーでは合間にもう一品作っていく。ホイル焼きはお手軽だが、中身が見えないので、引き上げ時の判断が重要ですな

 

さて、もう一品は様子を見ながら完成

 

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夜はもうオーダーなんぞ関係ない。胃袋と肝臓が音を上げるまで攻め続けるのみである。松茸なんて高いものは買えない&旨さが分からないので「えりんぎの酒蒸し松茸風味」である。永谷園の松茸のお吸い物を入れることにより、エリンギでも松茸の香りを楽しめるといった悪魔的考えのメニュー

 

ビールも開けて、スダチを絞って

 

乾杯!!

 

回りの空いていたスペースも、徐々に埋まっていき、湖畔のスペースはほぼほぼ埋まっている。あちらこちらで宴の声が聞こえてくる

 

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そろそろいいでしょうか?

 

はい!ばっちりでしたね!

本日のメインディッシュは、予約しておきました「ヒメマスのホイル焼き」でございます!!これは自分じゃ仕込むの面倒だもんなあ。頼んでおいて良かった

 

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こちらにもスダチを絞って、焼け具合は、どれどれ?

 

俺天才か?

 

丁度よい焼き上がり。豪快な肉を食らうのも良いのかもしれませんんが、こういった焼き魚をちまちまつつくのも趣があって良いんじゃないでしょうか

 

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いつしか湖上には月も上がって、穏やかな湖面を照らしていました。

 

宴の終了と共に、張っていたテンションの糸もふっと切れかけ、うとうとなるのもいつもより早め。まあ、ほぼ徹夜で走って来たからなあ。夢と現実の境界はぼやけてゆき、

まるで異世界の森の中にいるような。小さくなっていく焚火の炎と共に、意識もしぼんでゆく。夢は現実に。是非とも又、この湖畔で酒を飲みたいものだ、、、

 

 

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と、おはようございます!

 

夢は見なかったけど、そもそもこの現実が夢のようなもの。薄暗いうちに起きだして、火を熾してゆく。最後の宴の始まりだ。

 

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急速に明るくなっていく。この移り変わる時間が贅沢で好きだ

 

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ネイチャーストーブと固形燃料で、スープを煮込み、ご飯を炊いていく。あらかたセットしたら、火が通るに任せ、湖面を眺めながら写真を撮った。周りのテントの人々も明るくなっていく湖面にスマホを掲げていた

 

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御来光は雲に隠れて見えませんでしたが、いい感じに染まる空が美しいなあ。

キャンプにしろ、車中泊にしろ明るくなってくるこの時間はたまらなく大好きだ。これは宿に泊まる旅行ではなかなか味わえない

 

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朝御飯は、「スープカレー」「エリンギの炊き込みご飯」です。ご飯は昨晩の酒蒸しの残り汁も利用しているので、良い出汁が出ててウマい。スープカレーには昨日の残りのロールキャベツも一緒に。豪華豪華

 

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あ、ネコだ(笑)

 

さて、ひとしきりのんびりした後は、お片付けが待っている。今回はテントもタープも濡れ濡れなので、軽くふき取って袋に詰めていく。途中なんか変な匂いがするなあと思ったら、とあるテントのでインセンスを炊いてるらしく、カップルの男の方曰く「これで焼肉とか焚火の匂いを消すんだよ」とかなんとか。あほか。そんなの家でやれよ。

 

これには苦笑い。離れていたからこちらはそうでもなかったけど、隣のテントの人はたまったもんじゃなかったろうなあ。同情する

 

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椅子だけ残してクールダウン。撤収でひと汗かいたので炭酸飲料でプシュッと一杯

 

少しだけのんびりして、さあ出発

 

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一晩の間に車に積もった落ち葉は、払わずに。走って落ちるに任せよう。少しでも名残を残し撤収だが心は軽い

 

そう、今回は3連休

 

まだ休みは続くのだ!!キャンプの他にもやりたいことはあるからね

 

と言う訳で後半へ続く!!

 

夢、未だ醒めず!!