真夏の京都②
7月30日(日)その2
炎天下の行軍は結構こたえた
なにより汗をかいたので、とにかくサッパリしたかった
駅前の宿にチェックインし、シャワーを浴びて一旦リセット
時間調整と、寝不足だったこともあり、かるく仮眠をとることにする
本日の夜は、自分にしては珍しく、予約を入れてある
日曜というのは、居酒屋関連にとっては鬼門で、結構休みの所が多い
今回も、過去二回通ったお気に入りの祇園の居酒屋がお休みで
未訪問の気になるお店たちも、軒並み日曜定休
前回行って、あたりだったお店が日曜営業ということで白羽の矢が立ったわけだが、これが空振ってはシャレにならない
そつなくリカバリー出来るほど、経験値は高くないのだ
というわけで、目当てのお店は予約をいれたのだが、これは結果的に正解であった
さて、シャワーも浴び、仮眠も取り、パリッと着替えたら、出発である
とある理由で、駅前に宿を取っているのだが、祇園や木屋町といった、呑めるお店たちが集まる場所にはちょっと遠い。次回は宿に位置を変えようかな
余裕があれば、祇園あたりまでは歩いていくのだが、今回は予約を入れていると言うことで、少し余裕を持って行こう
京都は、縦横に走る地下鉄が使い勝手が良い。史跡を巡るにはバスも便利ではあろうが、食べ歩きがメインであるので、自分は地下鉄を利用している
縦は地下鉄。横は徒歩といたった具合で事足りるから、京都の地下鉄はホント便利だ
大体からして、地形が基本、碁盤の目なので、わかりやすい。
そんなこんなで、
京都駅から烏丸線に乗って、四条駅下車。ここから祇園方面に歩いていけば
本日のお目当てのお店がある、先斗町の通りがある四条大橋手前まで一直線である
ちょっと時間に余裕がある。通りを散策してみよう
夕方5時前ということで、まだ、人もまばらな先斗町
右には鴨川の川床に面したお店が並び、左はこじんまりとしたお店が並び、さらに細い路地に派生したりする
それにしても、日も傾き始めた午後5時前だというのに
暑い
非常に暑い。一度リセットしたはずの汗が、またぶり返してきた
あっ 猫だ(笑)
さて、そんこんなでお時間になって参りました
提灯に明かりも灯りました
先斗町からさらに狭い路地に入って少し
「酒亭 ばんから」 2度目の訪問です
初めて来たときは、雨の夜ということもあり、この狭い路地が見つけられなかった
マップで見ても、路地の奥何だか建物の中なんだかわからなかったのだが、こうやって周辺の地形を把握してくると得心がいく
前回は予約をせずに訪れ、運良くカウンターに陣取ることが出来たが、後で話を伺うと、キャンセルが出て運よく空きが出来ていたという次第だった
今回は予約してあったから安心だ。1番乗りで入店、カウンター席の端を選択した
まずは、コイツで喉の渇きを潤すとしよう
今日は、暑い中食べて歩いてホントに疲れた
突出しとともに爽やかな1杯が登場
贅沢な焼酎ハイボールときた
ここらで、他のお客さん達も来店し始めた。カウンターの他、階段を上がっての2階席へと通されていく
「混み合ってきますので、ご注文は早めの方が良いですよ」との託宣を受け
ま、、、迷う
酒も料理も迷う
「迷ったら食う」が信条ではあるが、さすがに全部は無理であるので、ここは、心の赴くままに頼んで行こう
先ずは「たこぶつ」
シンプルだが旨い。フレッシュな食感が、くにくにと旨い
酒は「玉川 Ice Breaker」
度数の高いお酒なので、ロックも良いですよと勧められたが、これがホント旨かった
夏の選択にぴったりだな
「鱧の玉子とじ」
夏といえば、「鱧」 シンプルに「落とし」も良いが、ここは変化球で
「加茂茄子えび湯葉あんかけ」
昼間から、玉子とじとかあんかけとか、好みが非常に偏っている(笑)
「天吹」 ひまわり酵母を使用したという日本酒
なみなみ注いでくれるのはうれしい限り
箸休め
「卵黄の味噌漬け」
酔いも回って、お腹も膨れてきました
「鱧の煮凝り」
「骨せんべい」
あなごと鱧の骨なんだそうです。カリッと美味しそうで、注文が連鎖してました(笑)
「鳳凰美田」の梅酒で〆ました
いやあ、今回も美味しかった
しかし、予約は正解でした。途中来店された飛び込みのお客は皆、断られてましたからねえ。前回の自分は、かなり運が良かったということでしょう
朝の新幹線から杯を重ねていましたので、さすがに酔いも回り、少し散策して醒ますことにします
しかしながら雨がぱらついてきた夜の京都
今思い返しながら書いておりますと、もっと夜の街をぶらついても良かったのかもしれませんが、この日はさすがに食べ過ぎ歩きすぎ前日寝て無すぎ
もうなんか、満足してしまったんですな
次回への反省は、昼間はほどほどに、夜を長く満喫する計画をたてることかな
まあ、でも〆にラーメンは食べたけどね
中毒性のある「新福菜館」
京都来る度に食べてます
チャーシューメンに卵を落としていただきました
呑んだ〆は必ずここにするために、宿を駅近くにとっているようなもの
ホントは名物の真っ黒いヤキメシも食べたいけど、もうさすがに腹パンです
汁完もカンベンな!
欲望は尽きず、しかし、胃袋は満たされ、疲れもどんよりと体を支配しております
時刻は夜の9時を回ったあたりですが
この日は〆にしましたとさ
今回の一言 「酒と甘味とラーメンの両立はキツイ」
2017年 119杯目