愛車で行く北海道旅行⑧~夕日の街 釧路~
9月22日(金)
カレー~ラーメン~ラーメンと昼から無茶をしたおかげで
全然お腹すいてないよう
というわけで、釧路の宿には早めにチェックインしましたが
先ずは腹を減らさねばいかんということで
釧路の街を散策です
とりあえず闇雲に歩いてみた
そうこうするうちに、日も暮れ始めて
釧路川から港を臨む橋からは綺麗な夕陽が
橋にはカメラを構えた観光客たちがいっぱいです
さすが夕日の街 釧路
川沿いを散策しながら時々足を止め、夕陽を顧みていると
ああ、もうすぐ旅も終わりだなあと、しんみりしてしまうな
道内では最後の晩餐になる本日
リサーチしていたお店に行く前に、気になったお店を見かけたので入ってみた
「鳥松」
釧路の名物といえば「ザンギ」がそのひとつに挙げられるが
ここはそのお店のようだ
開け放たれた扉から中を伺ってみると、既に何組かの酔客が楽しそうに談笑しながら杯を傾ける姿の奥に、忙しそうに鶏を揚げている店員さんの姿が
ここはひとつ、入ってみよう
カウンター席に詰めて座り、ビールと「ザンギ」を注文
骨つきと骨なしを聞かれたが、せっかくなので骨つきを頂いてみよう
さっと入って、鶏をつまみ、さっと切り上げるつもりだったんですが
このお店、テイクアウトも同時に行っており、しかもかなり繁盛している様子
予約を入れていたお客の大きい包みを同時に作っているものですから
けっこう時間がかかりますね(笑)
鶏を揚げている店主様と、常連さんと思しき客とのやりとりを聞きながら
ちびちびやって待ちます待ちます(おかわりは我慢だ)
やがて登場の揚げたて「ザンギ」
卓上に「タレ」が置いてあり、それをつけて頂くスタイル
手を汚しながら、めんどくさく頂くのが醍醐味
このめんどくささは、酒のよいツマミになるのだ
揚げたての鶏は、手でつまむのも熱い位で、香ばしくてジューシーだ
うん、シンプルだがウマいな
さて、思わぬところで時間を食ってしまった
これが仇となって、目当てのお店が満席になってしまった~あああ失敗!
リカバーを探してしばし徘徊
しかし、なかなか、こう、フィーリングに、びびっと来るところが見つからない
昼に食べ過ぎて腹もあまり減ってないこともあり、センサーが上手く働かないようだな。先日帯広で痛飲したのも心のブレーキになっていたのかもしれん
結局、ひときわ大きく輝く看板の大箱店を来訪したわけだが
これが案外バカにしたものではなかった
釧路炉ばた「あぶり家」さん来訪
大きくしっかりとした店の作りは、地元のお客というよりは観光客を狙ったものなのかもしれないが、入ってみて居心地の良さに感心した
靴を脱いで上がった二階席には、掘りごたつ式の大きなカウンター席があり、肘掛のついた座椅子が絶妙な間隔で並んでいる。賑わっている店内の中にあっても、他の客との距離感がちょうど良い感じで、ものすごく落ち着く感じだ
左隣には仕事の話で盛り上がっているオヤジ2人が、右隣には自分と同じ一人の観光客か出張客かと思しきおじさんが、日本酒のメニューと格闘している
目の前には食材が並び、その奥の焼き場では店員さんたちが次々と魚を焼きあげている姿をパフォーマンスとして眺めることが出来る
帯広~根室~と続いて3件目の居酒屋だが、どこも性質と雰囲気が違うのが面白い
ここは喧噪のなかにあっても距離が適度に開き、それが切り離された寂しさというより、自分の空間がある感じで落ち着く
日本酒を飲もうかと迷ったが、結局止めておいた
サッポロクラシックで乾杯
今日はテンションを上げていくのはやめて、ゆっくりと、のんびりと、気持ち良く楽しむことにしよう
〆サバ~かき酢と
ちびちびやるには最適なツマミ
おかわりしたのは「夕日ハイボール」
見た目も鮮やで映えるお酒だ
そしてまた「焼き牡蠣」
今日は何個の牡蠣を食べたんだろう(笑)
そしてこれが美味しかった!!
「チーズ奴」
チーズとも豆腐ともつかぬ、硬さとしっとりさ加減が良く、又、両者の良い所を掛け合わせた味の濃さがお酒に合う!
良い感じに酔っぱらってきた
量は食べなかったが、美味しいツマミたちをゆったりと堪能出来た
一度切り上げることにしよう
店を後にして、またもしばし徘徊
実はこれで終わりにするつもりは無い
〆が残ってんだろ、〆が
とはいえ、少し腹ごなしをしないとなあ
少々歩いて酔いをさましつつ、繁華街の中でまだやっている酒屋さんに立ち寄り、良さそうな酒をピックアップし、自分土産用に買い込んだ
そして、荷物をホテルに置きに戻りがてら、少々仮眠
再出撃して
こちらにお邪魔した
釧路ラーメン「河むら」
繁華街の只中にあり、遅くまで営業している、〆のラーメンにはぴったりのお店だ
ここは、どノーマルに「ラーメン」
すっきりとしたスープはやさしい味わいで、〆のラーメンには最適
昼間のラーメンたちに感じた魚介由来の尖りも控えめで、総じて優等生的感覚
優しいスープを拾う、微ウェーブの麺もウマい
ちゅるちゅるすすっていたら
余計しんみりなってきた。だんだんと現実が近づいてくる足音がする(笑)
あああ~美味しかったあ
でも、さすがにお腹いっぱいです
おなかもこころも余力無し(笑)
北海道最後の夜。気分良く退散することにしましょう
今回の一言 「陽が沈む、心も沈む」
2017年 148杯目