真夏の京都①
7月30日(日)
連休があれば、常に何処かへ行くことを狙っている
このブログのタイトルの通りですね
今回は1泊で京都へ
若いころの旅行は専ら、車で北の方へドライブ、温泉、写真撮影などがメインでしたが(車中泊、メシはコンビニ弁当なんて当たり前)
しかも連休など頻繁にとれる職場ではなかったので、せいぜい年に1回位
何時の頃からでしょうか、ちゃんと宿に泊まり、食事とお酒を楽しむようになったのは
日本酒を覚えてからかなあ
ともあれ
最近の目的はといえば、専ら「お酒」「居酒屋」「ラーメン」
これらを主軸に回っている
長い事行く気の起きなかった京都に、昨年から行くようになったのも、寺社仏閣を見たいというよりは、「食い気」であるからして。観光は「腹ごなし」なわけである
昨年、京都へは2回赴いた
予定は「食べたいもの」「行きたいお店」から選び、その合間に観光をしたという次第で、つまりは、好きなものを食らい、昼間っから酒を飲み、ふらふらと街歩きを楽しむといった、自堕落極まりない旅だった
さて、今回はどうか?
30日は日曜日。混雑を嫌う自分としては、あまり旅には組み込まない曜日であるが、今回は図らずもこうなってしまったので致し方無し
しかもなあ、日曜は、居酒屋的にも定休日多いんだよなあ。日曜月曜と組み合わせると、月曜定休の食事処も多いし。今回はかなりこれがネックになりました
予定はざっくりと決め、いつも行く予約不可だが、開店前に並べば必ず入店出来る、祇園の居酒屋は定休日なので、前回行って良かった別の居酒屋に、しょうがなく予約を入れ(自分は予約が嫌いである。時間と行動が制限されるからだ。とはいえ、満席で入れなかったではヤバイので、泣く泣く入れたが結果正解でした)あとは、行きたいお店をピックアップ。時間に応じルートを選ぶといういつものパターン
今回、昼に食べようと思っているところは、京都駅から遠いので、そのお店の開店に合わせて、出発時間をいつもより早めに調整
7時10分東京発の「のぞみ」に乗り込んだ
眠いです
前日は仕事で午前様だったんで
眠いです
が
そして、朝からスミマセンね
駅弁売り場で買うのは、弁当ではなくコチラ
崎陽軒のシュウマイにビール
京都への新幹線の旅は、そんなには長くはない。ちょっとツマミ、呑んで、うとうとすれば、その位がちょうど良い
あっという間に京都
相当熱いだろうとは覚悟していたが、涼しい車内からすぐでは、いまいち実感がわかなかったが
暑気の洗礼を受けたのは、ここらあたりからである
京都駅を出て京阪の七条駅を目指し、鴨川を塩小路橋で渡るあたりになると、遮蔽物のない橋の上の日差しは、いよいよ本格的に身を焦がし始めた
額を、背中を汗が伝い落ちてくる
これはたまらんと、ショルダーに入れてあったお茶のペットボトルからグビリとやる。とうにぬるくなったお茶だが、旨く感じる
だがしかし、冬においては寒さと雪道を楽しみ、夏においては暑さと日差しを楽しむのも、旅の楽しみのひとつである。わざわざ暑い夏の時期の京都を選んだのもこれを体験してみたかった為もある
しばし歩いて京阪線の七条駅。ここから出町柳を経由して叡山電車に乗り、目的地を目指す。日曜という曜日もあるのだろうが、叡山線の趣きのある狭い車内はすぐに満員になった
みんな、比叡山とか、鞍馬とか貴船あたりを目指すんだろうなあと、自分はここで降りますけどね
「一乗寺」
駅周辺には、京都では名だたるラーメン屋がひしめく激戦区
もちろん初訪問である
今回のお目当ては、いわゆる京都のラーメンストリートとは反対の方角ですが
いきなり、こんな看板に遭遇しました
まだ開店前ですが(笑)
そして、てくてくと歩いていきますと
こんなお店も(笑)
誘惑は多いですが振り切って、開店直後のお目当てを目指します
しかし、暑い。日差しの中を歩いていると、どんどん水分が抜け出ていくようで
途中コンビニにて水分補給をしながら
こちらへ到着
「おだし と 小麦 一三〇」
一三〇 は 「いさお」と読むそうで
先日の呑み会で麺友さんから教わったお店です
このお店の存在を知ったのが、出立の2日前(笑)
早速行程に組み込むべくプラン練り直しましたよ
いわゆる「京都のラーメン」というと、京都のイメージに反し「こってりのラーメン」が多いんですが
ここはちょっと毛色が違ったお店です
厳密の言うと、「ラーメン」ではなく、「小麦そば」なんだそうですが
ほうほう
つまりは、通常のラーメンとは、楽しみどころが違うわけですな?
ちょいとピンボケすまない
メニューからして、普通のお店とは違った趣き
「きまぐれ」も気になりますが、先ずは定番の「小麦そば」から
「干貝柱と羅臼昆布のおだし-削りたて鮪枯節つき-」を頂くことに
注文すると、先ずは旬のお野菜の炊き出しが出てきます
これらをつまんでいますと、本命が到着するというわけで
ちょいちょいとやっていますと、目の前ではしゃこしゃこと節を削っております
新鮮な光景
そして来ましたあ。「小麦そば」
ひと口お出汁を頂きますと、、、すごい、、、優しい出汁感すごい!
貝柱と昆布由来の、海のお出汁がふうわりと広がり、これだけでもイケる
平打ち気味の麺をすすると、うん、これはラーメンではないかもしれないが
「うまい」
カエシの立った蕎麦をすするのとも違う。優しい出汁で頂くにゅうめんとも違う
「小麦そば」と表現がふさわしい、なんとも優しいがすすりがいのある一品
そして、途中から投入するように言われた、削りたての鮪枯節をふわっと投入すると
ぶわっと広がる、削り節の風味
素が繊細なお出汁なだけに、枯節や薬味の投入で風味が変化する
そのちょっとした差を楽しむのが面白い
これはこれは、他ではなかなかお目にかかれない一杯でした
さて、お昼も過ぎて、ちょいと観光がてら腹ごなし
次のお目当て店舗は、平安神宮のそばなので
そこまで歩きます!
まずは、まあいわゆる「銀閣寺」
ここは良かった。庭園の中の散策は暑さを忘れる位、青々としたもみじと、苔が綺麗で風情がある。秋が人気なんだろうけど、自分としては冬に来てみたいねえ
こんな一枚の落葉も絵になりますなあ
相棒のRX100mkⅡ(カメラ)も大活躍です
琵琶湖疏水分線に沿った散歩道
水路に沿って、石畳の細い道が続き、見た目にも涼しげですが
ぜんぜん涼しくありません!(笑)
徒歩行軍微速前進中は風が体に当たりますが、少しでも止まると、、、
今日は風があまりありませんね
あっ
猫だ(笑)
そんなこんなで踏破。ここも冬とかに歩きたい
もう、とにかく、暑い
ここでちょっと小休止
下調べしてあったお店に立ち寄る
本日は日曜。並びを覚悟していたが、運よくちょっと待っただけで入店出来た
帰りは並びが発生していたので、運が良かったようだ。ラッキー
「菓子・茶房 チェカ」
まあ、いわゆる、お目当ては
「かき氷」である
女子率が高くて参ったが、これは美味しかった「プリンかき氷」
夏であるからには、夏の甘味を食すのも夏の旅の醍醐味である
個人的趣味としては、涼しげな縁側で、わらびもちあたりを肴に冷や酒あたりもいいんですが、今日はこれですな
あまいプリンの衣纏い、香ばしいカラメルがアクセントに
普段あまり食べないジャンルですが、これも良いなあ
似合わないけど(笑)
さて、適度に涼んだわけでありますが、時間は午後の1時過ぎ
陽光照りつける中、少しでも歩けばもうあついあつい
そんな中でも、次なるお目当てはこちら
「おかきた」の天とじが、食べてみたかったんである
とはいえ、ここは京都のうどん屋さんの中でも屈指の人気店
昼時を少し外したとはいえ並びは覚悟していましたが
陽当り良すぎ(笑)
中天からやや傾いた太陽が、並びの角度にベストマッチし、滴り落ちる汗、汗、汗、
いやあ、こんなに汗かいたのは昨今記憶に無いな
外待ちから店内待ちに昇格した時は、天国かと思ったね
とはいえ、「冷やし」なんて頼みませんよ
あつあつ、あんかけの「たぬき」と
あつあつ、とろふわの「天とじ丼」
さすがにこちらはミニにしておきました
涼をとるのはスーパードライにお任せ
京都のおうどん、丼は何軒か食べましたが、どこもお出汁が効いていて、うどんは柔らかめの、つるりとしたのど越し
そして、自分としては「あんかけ」系のおうどんが大好きです
そして、たまごの溶き方がふわふわですね
そしてこの「おかきた」さんの「とじ」はその中でも際立ってますなあ
この卵、ふわとろです!
いやあ、お腹一杯になってしまいました
これで、夜食べられるんだろうか?
流石に睡眠不足の上に、炎天下の中歩きづめで、体力も消耗した
駅前でとってある宿へはバスを利用し、早めにチェックイン
さっぱりとシャワーを浴びて、少々仮眠を
夜に備えるのでありました~
今回の一言 「今回も食べてばかりだな、あと、暑い」
2017年 118杯目